こんにちは!本日は、「宿泊税」について、説明します。
日本人の方には、あまり馴染みがない「宿泊税」。京都は昨年2018年10月から導入されました。宿泊税は、国際文化観光都市としての魅力を高め、観光の振興を図る施策に要する費用に充てることを目的としています。私は前職は旅行会社に勤めていたので、「とうとう京都にも来たな~」と思いました。
海外旅行好きの方は、知っている方は多いですが、「宿泊税」を設けている国は、実はとても多いです。アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアの有名諸国は既に導入されており、実は東京や大阪も少し前から始まっています。
アメリカは1970年代から既に始まっており、「宿泊税/Accommodation tax」ではなく「リゾートフィー/Resort Fee」で知られており、ハワイやラスベガス等、観光都市で導入されています。「リゾートフィー」を支払うことで、ホテルアニメティサービスやWIFIが使えるよ!となっており、ホテルによっては、1泊1室$30(約3000円)もかかるところがあります!! 前職時のことですが、私が紹介してもらった料金はリゾートフィーが入っていた料金だったけど、自分で探してみて安い!と思って予約した結果、リゾートフィー含まれてなくて、ショックだった、確認不足だった・・というお客様の声が結構ありました。
ヨーロッパも有名都市を含め、既に30都市が宿泊税を導入しており、中東アジアのドバイは宿泊税を「ツーリズム・ディルハム」と言い、そして2017年にはマレーシアにも「観光税/宿泊税」が導入されました。欧米から、リゾート地の東南アジア、そして日本へと、宿泊税の波が来ています。
2019年04月時点の京都市の宿泊税は、
・1人1泊あたりの「素泊まりの料金」+「素泊まりの料金にかかるサービス料」が20,000円未満→200円/人
・1人1泊あたりの「素泊まりの料金」+「素泊まりの料金にかかるサービス料」が20,000円以上50,000円未満→500円/人
・1人1泊あたりの「素泊まりの料金」+「素泊まりの料金にかかるサービス料」が50,000円以上→1,000円/人
となっています。前職の旅行会社の知識から見ると、正直京都の宿泊税はわかりやすく、かつ宿泊税を導入している他都市と比べて安いです。1人1泊20,000円を越さない限り一律200円のため、旅行のお財布には優しいと思います。
一つ注意することは、京都市内のホテル料金には、宿泊税は含まれてなく、現地で清算にはなります。事前に含まれているのは、消費税等になりますので、ホテルフロントにてお支払いをお願いします。
本日は、宿泊税について、ご説明しました。京都で快適な楽しい旅を過ごしていただければ、嬉しいです♪